人工呼吸器が必要な方へ
安心できる入院環境を
人工呼吸器
人工呼吸器
人工呼吸器を装着中の患者様へ
当院は救急救命センターや急性期病院等から転院される患者様のうち、3分の1以上が人工呼吸器を装着されている患者様です。
そのため看護師に対しては人工呼吸器の患者様にしっかりと対応できるよう、人工呼吸器について定期的に勉強会を行っております。
また、人工呼吸器の患者様はモニターにより24時間血中酸素濃度を監視することで病状の変化等にも迅速に対応しております。
当院では救急救命センターやICUなどで使用されているエポック血液ガス分析装置を採用し、緊急時にもベッドサイドで検査を行うことで患者様の呼吸状態を診断することが可能です。
そのほかにも、人工呼吸器の患者様に対しては医師の付き添いのもとシャワー浴を行うことで皮膚ケアにも力を入れ、入院中の患者様が少しでも快適な時間をお過ごしいただけるよう心がけております。
医師立ち合いの呼吸器シャワー浴
人工呼吸器装着中の入浴について
人工呼吸器を装着されている患者様には、医師による呼吸管理のもと、看護師とともに浴室にてシャワー浴を行っています。週1回のシャワー入浴により、清拭(入浴できない方に対して、蒸しタオルを用い身体を拭き清潔を保つ方法)に比べリラックス効果や血行促進効果もあり皮膚環境の改善に非常に適しています。
人工呼吸器の勉強会
人工呼吸器勉強会について
人工呼吸器の基本的な取扱いから、アラームに対する対処方法等を学びます。
人工呼吸器の設定も患者様によりそれぞれ違いますので、呼吸器の設定に対する理解や人工呼吸器管理のモニタリングなど、医師や業者様から現場に即した内容で勉強会を行っていただき、看護師の理解を深めています。
人工呼吸器の種類
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アコマ人工呼吸器 ART-300
9種類の喚起モードを搭載しており、小児から成人まで幅広い患者様に対応しています。72時間の継続的変化をモニタリングしており、挿管喚起からマスク喚起、院内搬送など様々な環境で使用可能です。さらに、警報状態をアラームインジケータライトで確認が可能でHEPAフィルタも内蔵されています。なお、内部バッテリにより停電時でも3時間の動作が可能です。(当院は災害時に備え非常用発電機を併設しております。)
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ハイフローセラピー VUN-001
ハイフローは酸素療法、非侵襲的喚起療法の新たな選択肢です。成人から小児までカスタマイズされた形状とサイズの鼻カニューレにより不快感を軽減します。
1℃単位での温度設定が可能で水位センサ搭載により、安全面でも配慮された設計になっています。また、機器アラーム情報と作動情報のレポートも生成可能です。
患者様の呼吸状態に合わせて細やかな設定を行い、自発呼吸が認められ呼吸器離脱が可能な患者様につきましては、ウィーニングを目指して調整も行います。
患者様にはこれからも安心で安全な医療をご提供させて頂けるよう日々取り組んでまいります。