理事長ブログ
粉瘤
今日は粉瘤のお話です。
渡辺病院から車で10分もかからないところに石切神社がありますが、何の神様か皆さんご存知ですか?
でんぼの神様、だそうです。
「でんぼ」とは関西の言い方で、「できもの」のことを指すようです。
私は最初「でんぼ」という言い方をしらなかったのですが、粉瘤の患者さんが「でんぼが痛いです」と受診されるので覚えました。(笑)
粉瘤とは一般的な皮膚にできる良性腫瘍(できもの・おでき)です。
外皮から剥がれ落ちた垢などの老廃物の塊で、皮膚の下にできた袋状のものに、その老廃物が溜まったものです。
細菌に感染したものを炎症性粉瘤といい、膿がたまったりします。炎症を起こしてから受診される方が大半ですが、気になる方は炎症を起こす前に切除されたほうがいいですね。炎症を起こしていない時のほうが創部もキレイですよ。
また、汗をかきやすい場所にできやすいので、陰部の近くや股できることもあります。
女性の方は恥ずかしくて受診しなかった…とおっしゃる方が多いですね。
当院では局所麻酔で当日切除も可能ですので、気になる方は一度受診してください。女性の方は女性医師が診察、施術しますので安心して受診してください。(女性医師希望の方は診察可能日が限られていますので、事前に電話でのご確認をお願いします★)