理事長ブログ
下肢静脈瘤
みなさんこんにちは。
今日は下肢静脈瘤についてです。
下肢静脈瘤をご存知ですか?
ふくらはぎやすねに血管がぼこぼこ浮き出てくるように見えてきたりしていませんか?
下肢の血液は、足の運動によって心臓に戻っていきます。
静脈には、血液の逆流を防ぐための弁がついていて、血液が重力に負けて下へ引かれ逆流しないようにくい止めています!
この逆流防止弁は、足の付け根や膝の裏など、太い静脈血管の合流部で壊れやすく、これが原因で血液は逆流し、足の下の方に血液が溜まり、静脈がこぶのように膨らむのが下肢静脈瘤です。
症状として
- 足がむくむ
- 静脈が張って痛い
- 足がつる(こむらがえり)
- 足がだるい
- 足の湿疹が直らない
- 色素沈着や潰瘍ができる
などがあります。遺伝的になりやすいのもありますし、長時間立ち仕事をしている方に多い、出産後や妊娠中にできやすいのもあります。
治療としては、「外科手術」「血管内レーザー手術」「硬化療法」「保存的治療」と段階によってかわります。
私自身、外科医ですので長時間の手術で立ちっぱなしのことが多く、足がむくんだり、だるいのが悩みでした。
予防的に弾性ストッキングをはくことですごく楽になり、もう10年近く毎日愛用しています♪
次回は当院で扱っている弾性ストッキングを紹介しますね★